2022年12月、レアジョブグループで開催された社内イベントに潜入してきました!
開催の背景
まずは、イベントの主催である、レアジョブの担当者に話を聞きました。
聞き手:こんにちは!「レアジョブで大規模な社内イベントをする」と聞きつけ、やってきました。なぜこのタイミングで開催することにしたのですか?
担当者:レアジョブは、今年で15周年を迎えました。…いきなりですが、15年前「英会話を学ぶ」としたら、どんな手段があったと思いますか?
聞き手:えっ…?!えっと…当時私は大学生で、英語教室に通ってましたけど…。
担当者:そうですよね。今でこそ、オンライン英会話やアプリなどを使って場所や時間の制約をそれほど受けずに英会話を学べますが、15年前はまだオフラインのスクールが圧倒的に主流でした。そのため、レッスン料は高額なのに受講できる授業は少なかったり、そもそも通える範囲や時間帯に適したスクールがなかったり…と、英会話学習には多くのハードルがあったんです。私たちは創業から15年で、この「当たり前」を変える一端を担ったと自負しています。
聞き手:たしかに…!
担当者:そして今、レアジョブグループは大きな変化のタイミングにあります。
「英語が気軽に話せる」を実現した先の、「“Chances for everyone, everywhere.”ー人々がグローバルに活躍できる基盤を作る」というグループビジョンの実現に向けて、動き出しました。2023年は幼児・学校向け教育に強みのある2つの会社が新たにグループに加わることで、次は子供たちが受ける教育の「当たり前」を変えようとしています。
この節目で、改めて一堂に会し「レアジョブが世の中に生み出した価値や変化を振り返る」こと、そして「ビジョンの実現に向けて、次の当たり前を作っていく未来を見据える」場として、イベントを開催することにしたんです。
楽しんでいってくださいね!
イベントの様子
17:00、業務を終えた従業員の皆さんが続々と集まってきます。
レアジョブグループは計10社。(2023.1時点)この日は普段はフルリモートで勤務するレアジョブテクノロジーズ社や、新しくジョインするアイ・エス・シー社、ボーダーリンク社の皆さんも集まり、会場は大賑わいでした。
株式会社レアジョブ、代表取締役社長の中村さんのご挨拶からスタート!
中村:2023年はレアジョブグループにとって変化の年です!ではなぜ、レアジョブグループは変化、拡大していこうとしているのでしょうか?
その理由の根源は、グループビジョンである“Chances for everyone, everywhere.” の追求にあります。子供から大人まで幅広い世代がスキルを伸ばし、世の中で活躍できるようにしていく。レアジョブグループはそのビジョンを実現するため、必要なサービスを多様に展開していきます。
我々がサービスをいち早く世の中に届けることで、活躍する人が着実に増え、世の中は前進していきます。
今日ここに集まったのは、共にビジョンの実現に向かう仲間です。
普段は離れた場所で働いていたり、業務上関わることの少ない人もいるでしょう。せっかくですから、この貴重な機会にお互いを知り、新しいアイデアや業務連携のきっかけにしてください!変化はチャンスです。皆さん、2023年もどうぞよろしくお願いいたします!がんばっていきましょう!!」
\\カンパーイ//
代表である中村さんの挨拶には、ビジョン実現に対する熱い想いがこもっていました。
・・・
乾杯のあとはしばしの歓談。
料理やドリンクが所狭しと並びます。
グループ各社のロゴ入りカップケーキ。かわいい。
慣れない「San Miguel」というドリンクが。こちらはフィリピンの有名なビールだそうです。
フィリピンはレアジョブ英会話を支える講師の大半が暮らす国であり、フィリピンの子会社では教材制作やシステム開発も行われているので、出張などで訪れたことのある社員の方も多いとのこと。皆さん「え?!これどこで買ったの?!懐かしい!」と興奮気味でした。
フィリピンフード!!
こちらは法人営業 兼 YouTuber 兼 ジビエを広める活動中の「がきお」さん。
会議室を占拠し、ジビエ料理をふるまう様子が目撃されました。
1月からレアジョブグループにジョインした、アイ・エス・シー社の執行役員&レアジョブ執行役員&経営戦略担当。San Miguelで乾杯していました!
ボーダーリンク社の皆さん!個性あふれるポーズで
肩を寄せ合い仲睦まじい様子のボーダーリンク社代表取締役社長と、レアジョブカスタマーサクセス部長。
当日はメインのイベントホール以外にも会議室や執務スペースが開放されており、そこにはイベントの様子を中継するモニターが設置されていました。
メイン会場でワイワイしたい人、会議室で中継を見ながらゆったり歓談する人、組織が大きくなると、色んな楽しみ方に合わせて、イベントも設計が必要なんですね。
終盤には豪華景品が当たるゲームも。
景品が当たった部長からの「一番近い日付で誕生日を迎えた人に権利をお渡しします!」という粋な計らいに、「私!一昨日」「私は明日!!」というアピール合戦が始まり、微笑ましかったです。
最後は各グループ会社のリーダー達による、ちょっと早い鏡開きが行われました。
和気あいあいとした雰囲気ではありながらも、皆さん各社リーダーの語る振り返りと2023年の意気込みに、真剣に耳を傾けます。それぞれがレアジョブグループの未来を想像したことで、場の温度がぐっと上がったように感じました。
レアジョブグループ、15年の歩みと、これから
15年前、オンラインで英会話を学ぶというのは斬新なアイディアでした。
英会話と言えば通学型のスクールで、ネイティブから学ぶもの。
週1-2回のレッスンでも1回数千~数万円支払うのが当たり前だったからです。
そんな“当たり前”を「レアジョブ英会話」は破壊しました。
手段はオンライン。講師はフィリピン人。
今でいうサブスクリプションサービスで、25分129円~という驚きの価格設定でした。
2007年、オンライン英会話サービスの立ち上げを決めた当時「サービスの成功のカギを握るのは、講師の質と量である」と考えた代表の中村氏は、世界でも有数の英語力と、第二言語として英語を学んだ経験を持ったフィリピン人に目をつけます。
講師の募集はフィリピン最難関と言われるフィリピン大学の掲示板にチラシを貼るところからスタートしました。幸い、彼らにとって講師の仕事は待遇ややりがい等のメリットが大きく「質が高い講師を一定量確保する」ことが叶い、サービス開始の基盤が整いました。
※フィリピン大学で講師を募集したときのチラシ
サービス開始以降、受講者は着実に増加し、2009年から2010年にかけて、無料会員数は10,000人を突破したことで「オンライン英会話でNo.1といえばレアジョブ」というポジションと認知を確立しつつありました。同時に、少しずつ競合他社も増え、最盛期には200-300社におよぶ事業者が登場することとなります。
競争激化という面もありましたが「レアジョブ英会話」のサービスミッションである「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」の実現において、オンライン英会話という産業そのものが発展し、市場拡大することは不可欠でもありました。
※2009年、当時のオフィスで黙々と作業する代表中村氏
2014年、ベンチャー企業として倍々成長を続けている状況から、更なる成長を見据え、株式を上場しました。
そして、創業以来提供しているオンライン英会話サービスも「英語を話せる」という成果を追求し、変化を続けてきました。
詳しい沿革はこちら
2018年には従来のSkype®を使った受講システムから脱却し、独自のオンライン英会話受講システム「レッスンルーム」の提供を開始します。レッスンのデータを蓄積し、分析することが可能になったことで、データドリブンな英会話学習の提供基盤が整います。
翌年、AIを活用して英語スピーキング力を測定する「PROGOS®」がローンチされました。AIや音声認識、自動採点といった、データやテクノロジーを全面的に活用したサービスです。オンライン英会話サービスに次ぐ事業の柱に成長している「PROGOS®」ですが、今後は英語スピーキング力に留まらず、英語4技能やグローバルに活躍するためのビジネススキルへとアセスメントの対象を拡大させていく予定とのこと。誰もが自身の能力や特性を定量的に認識し、足りない部分を伸ばす方法がレコメンドされることでスキルアップのサポートを得られ、新たなチャンスを掴めるようになる未来がすぐそこまで来ています。
そして、2023年。
1月より保育事業の株式会社アイ・エス・シーがジョインし、4月には外国語講師派遣の株式会社ボーダーリンクも新たにレアジョブグループにジョインします。
「“Chances for everyone, everywhere.” ー 人々がグローバルに活躍できる基盤を作る」というグループビジョンの実現において、子供たちがグローバルに活躍できることは必須です。
しかし現状は、義務教育期間に長い時間をかけて英語を学んだはずのたくさんの成人が、英語を話せないまま社会に出ることで、掴めるはずのチャンスを逃しているのではないでしょうか。
この課題を解決するために、保育や学校教育の現場で行われてきた従来型の対面による学習方法に、レアジョブグループの強みであるテクノロジーを活用した学習を組み合わせた教育を、幼稚園年長から高等学校教育まで連結性・一貫性をもって提供していきます。
グループビジョンの実現に向けて歩みを続けた15年。
その歴史を紐解くと、多様な道のりを経て今があることがわかりました。
グループビジョン”Chances for everyone, everywhere.”の実現に向け、新しいページを刻んでいくチャレンジはまだまだ続きます!
おまけ
会場には、たくさんの貼り紙が・・
近づいてみると・・・
これまでの思い出深いエピソードがびっしり貼られていました。
(近づいて撮影していたのがなぜかこれでしたが、事業に関する内容が多かったです。笑)