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プロゴス社ってどんな会社?社長が語る未来と優位性

株式会社プロゴス 代表取締役社長 坪内 俊一

東京大学工学系研究科を卒業後、2007年より、Boston Consulting Groupにて国内・海外企業への経営戦略立案・実行を支援。特に、チェンジ・マネジメント、人事戦略立案など、組織変革、人材開発に関わる案件を多く手掛ける。2014年にLondon Business School(MBA)を卒業。その後、2019年より株式会社レアジョブへ入社し、執行役員CSOに就任。レアジョブではシンガポール企業のM&A実行や中期経営計画の立案、海外事業立ち上げ、新規事業開発を管掌。2023年より現職。

レアジョブ広報。社内を渡り歩いて、気になったことをどんどん聞いちゃう人

日本企業がグローバルビジネスを展開する理由

今さら何を聞くんだ感は否めないんですが、あえて質問します…!
なぜ、今、日本の企業にはグローバル人材が必要なんでしょうか!?

ざっくりした雑な質問にもきちんと答えるのが社長の役割だと思っていますので(キリっと)

まず、日本企業がビジネスを展開するフィールドは「日本市場」と「海外市場」の2択。それらを比較すると、日本市場がシュリンク傾向にあるのは明らかです。日本は既に人口減少社会になっていますから、この先も継続的に市場が縮小していく流れは否めません。だとすると、「海外市場」の重要度が増していくのは当然の結果であり、この10~20年の間ずっと言われ続けてきたことでもあります。

近年はコロナ禍でグローバルでの行き来がやや停滞していましたが、最近ではその反動もあってか、グローバルビジネスを加速させる企業が増えています。

企業も本気でグローバル市場に目を向け始めている、ということでしょうか。

たとえば、統合報告書にグローバルで活躍できる人材の定義やその育成のための戦略を明記する企業が出てきています。ふんわりしたイメージではなく、英語力は国際標準の言語指標であるCEFRでレベルを明示し、相応のスキルがある人材をいつまでに、何人ほど生み出していくか。実現させるための戦略まで具体的に示すというのはこれまでになかった動きであり、そこには、企業の本気が反映されていると言えるでしょうね。

「グローバル人材」って、どんな人?

そもそもなんですが、「グローバル人材」ってどんな人材なんでしょうか?単純に「英語が話せる人」とは言いませんが、じゃあ一体、何ができる人が「グローバル人材」なのかな…と。
海外駐在ができる人とかでしょうか?

海外駐在は最もわかりやすい例のひとつですが、極論、グローバルビジネスを展開する企業で働くほぼ全員が「グローバル人材」であるべきだと考えています。

え? 日本にいても?

そうですね。海外駐在する人、日本にいながらグローバルのプロジェクトにアサインされる人、海外グループ会社と時々やり取りがある人…すべてが「グローバル人材」としてのスキルを求められると考えています。

もちろん、求められるスキルは決して一律ではありません。英語力というスキルひとつをとっても、海外駐在してローカルスタッフをマネジメントする人と、日本にいて英語のメールをやり取りするだけの人を比べると、求められるレベルはまったく異なりますよね。

だったらなおさら、グローバル人材って何ができる人なのか、よくわからなくなりました。

スキルのレベルや種類を一律で考えるのは難しいですが、プロゴス社では、グローバル人材が持つべき【英語+5つのスキル】を定義しています。

…けっこう色々ありますね。

でも、びっくりするほど意外なスキルでもないでしょう?重要なのは、これらのスキルをどのように測定して可視化し、伸ばしていくか、という点です。英語が堪能なだけで優秀なビジネスパーソンとは言えないですし、職種や役職によって求められるスキルのレベルや比重も変わりますから、それぞれの企業の課題や人材の現状に合わせたソリューションを考え、提供していくのがプロゴス社の使命となります。

それって、難しくないですか…なぜ、プロゴス社ではそういったアプローチを実践できるんでしょう?

プロゴス社としてなぜそれができるのか、という問いへの答えは2つ。
1つは「コンサル的なソリューション提供を経験してきた人材がいるから」そしてもう1つは「単なるオンライン英会話事業者としてではなく、組織開発やグローバルビジネス展開の支援などに並走してきた法人事業の歴史があるから」です。

プロゴス社は、株式会社レアジョブの法人事業を分社化してできた会社ですから、事業そのものの歴史で言えば2009年にまでさかのぼります。オンライン英会話を法人研修として提案すること自体が革新的だった頃から始まり、その時々で企業が直面する経営課題に対し応え続けてきた結果として、今のプロゴス社があるのだと考えています。

他にはないプロゴス社の競争優位性

プロゴス社と同じような思想で、同じような事業を提供する競合他社っていないんですか?

グローバル人材育成の研修を提供する会社、語学力の向上を支援する会社、英語力やビジネススキルを測定する会社は、それぞれ存在すると思います。ただ、この3つを同時に提供できる会社は、私の知る限りいないですね。特に、競争優位という意味では、プロゴス社がレアジョブグループの事業会社であることがポイントなのですが、「フィリピンに海外子会社があること、ALT派遣サービスなどを展開するボーダーリンク社が多国籍の人材を擁していること」「エンジニアを多数擁する、レアジョブテクノロジーズ社がグループに存在すること」の2点が、プロゴス社をユニークな存在にしていると思います。

そもそも、グローバル人材という点で考えた時、日本人に圧倒的に欠けているのは《実践経験》です。英語で会議や商談を行う、異文化の外国人材とコミュニケーションを取る…といった実践の壁は、英語力を伸ばすだけでは超えられません。この実情に対し、多国籍の人材を擁するグループ会社と連携することで、より安価かつ柔軟に対応できます。

もちろん、日本にいる外国人材を社員として雇用する研修会社はありますが、そうなれば当然雇用コストが上がりますよね。グループ会社の存在によって、クオリティは守りながらコストを抑えられるのが我々の強みとなります。
一方、オンライン英会話事業者の競合は、まだまだ語学という領域を出ていない事業者が多いので、法人向け研修といった領域ではプロゴス社がリードしています。
 
企業が求める「英語」「ビジネス」という領域の両方をカバーし、かつ、ローコストでもクオリティを担保できるのは、レアジョブグループのプロゴス社ならではの強みと言えます。

テクノロジーの切り口に言及すると、「PROGOS®」は、レアジョブテクノロジーズが自社開発したAIで自動採点するスピーキングテストです。テクノロジーを活用することで、人が担うより圧倒的に速く、安く、場合によっては正確性も高いプロダクトやサービスを連携して開発できることは明確な強みになっています。

オンライン英会話自体がテクノロジーの恩恵によって生まれたサービスですしね。

そうですね。我々は“Measure&Develop”と掲げていますが、要するに「測る」と「伸ばす」の2つにコミットしてきました。その手段としてテクノロジーを活用しているんです。
 
 
オンライン英会話によって、英会話力を「伸ばす」ことを実現
 →さらに効果的な学習や適切なゴール設定のために、テクノロジーを活用し伸ばした英会話力を「測る」PROGOS®をリリース
  →法人研修では、英語だけではなくビジネススキルを「伸ばす」ことを実現
   →伸ばしたビジネススキルを「測る」ことを、テクノロジーで実現していく…
 
もちろん、人力で「測る」ことはできますが、そこにはコストと時間が必要になります。「PROGOS®」によって従来のスピーキングテストが抱えていた課題(料金が高い・結果返却に時間がかかる・地理的時間的な制約が大きい)を解決したように、テクノロジーを活用していく思想もプロゴス社の特徴です。

こんな人と働きたい

グローバル人材やプロゴス社の強み…よくわかりました。途中で人材の話も出てきましたが、最後に、坪内さんとしてはどんな人材と働きたいか教えてください。

プロゴス社はまだまだ変革の途上にあって、次々と新しいことにチャレンジし続けています。少数精鋭の会社でもありますから、変化を楽しみながら「こんなことをやりたい」「挑戦したい」とポジティブに動ける方と働きたいですね。そういった人材を求めてもいますし、同時に、そういった志向の人にとってはチャレンジの機会に恵まれた会社でもあると思っています。
 
それともう一つ、プロゴス社が描く未来に共感できる人がいいですね。日本にはもっともっとグローバルに存在感を高めていくことができるサービスや製品を持った企業がたくさんあります。そういった企業のサービス・製品がグローバルに利用されていくことが、世界をよりよい場所にしていくことになると信じています。その実現を推進していくのがグローバル人材に他なりません。
プロゴス社は、「世界中どこでも成果が出せる人と組織を創出する」をミッションに掲げ、グローバルに存在感を高める企業を支援していきます。同じ未来を見据えて一緒に歩んでいける人たちに出会いたいです。

ありがとうございました!

~終~