働くひと

面接官が一緒に働きたくなる人には、どんな特徴がある? 管理職が語り尽くす。

 

羽田 | 技術本部でデザイン・フロントエンドを担当するエンジニアリングマネージャー
松岡 | 法人東日本事業部の部長
向 | 研究開発を担うEdTech Labのプロダクトマネージャー
聞き手:話を聞くために来た外部の人
 

お三方は管理職であり、面接にもかなり出られてると思うのですが、レアジョブの人が一緒に働きたいのって、一言で言うとどんな人なんですか?

まあいろんな要素があるんですけど、採用したいと思うタイプを一言で言えと言われると、“良いヤツ”なんですよね。

良いヤツ!!(笑) めちゃくちゃ抽象的だけど、すごいわかるわ。結局、“良いヤツ”が良いよね。完全に同意。

なんか示し合わせたかのような一致ですけど、僕も結局、“良いヤツ”が良いですね。レアジョブが一緒に働きたい人、決まりました。“良いヤツ”です。

 
 
一同:(爆笑)
 
 

 

一緒に働きたい人 = 良いヤツ

 
 

いきなり結論が出たのでもうこの話し合い終わりにしても良いんですが、もう少しだけ教えて下さい。 何ですか?“良いヤツ”って?(笑)

良いヤツの定義自体は難しいんですが、たとえば何か失敗したときに、「許したくなるかどうか」って人によって違うと思うんですよね。良いヤツの失敗は許したくなるんですけど、そうじゃない人の失敗は許したくない。

あと、“良いヤツ”って勝手にコミュニケーションラインをつくっていくじゃないですか。良いヤツって誰にとってみても良いヤツなことが多いんで、放っておいても周りと上手いことやるんですよね。細かいこと言わなくても上手くやってくれるだろうと思わせてくる人。そんなイメージです。

言わんとしてることすごいわかります。“良いヤツ”の輪郭が、ぼんやりと浮かんできたね(笑)

まず良いヤツって、挨拶が上手いですよね。なんか周りを気持ちよくさせる挨拶、あるじゃないですか。

挨拶って、ただすれば良いってわけじゃなくて、やっぱりセンスが必要だと思うんですよね。良いヤツはそれができます。

つまるところ、“良いヤツ”って、やっぱり想像力があるということなんじゃないかと思いますね。相手のことを考えて動くから、こっちとしても気持ちが良い。常に相手のことを考えて動くっていう基本的なことが、どれくらい徹底できてるか…っていう部分が大切な気がします。

たしかに、想像力、大事ですね。

一緒に働きたい人の特徴
・許したくなる
・誰にとっても良いヤツ
・挨拶のセンスがある
・想像力がある

 
 

 

一般的に“良いヤツ”というと何でもかんでも相手の言うことを聞いてしまい、無駄に仕事を抱え込んでしまうタイプも含まれてしまう気がします。そういう人とは違うんですよね?

ああ、たしかにそのタイプもいますね。「あいつ良いヤツなんだけど…」という文脈で出てくる“良いヤツ”ですよね?(笑)

 
一同:(笑)
 
 

そういう意味では、人の言ったことを断れない、優先順位をつけて物事を進められない、というのは“良いヤツ”じゃなくて“ただの優しい人”だと思ってます。お人好しタイプですね。

まずはビジネスマンであること、商売人であることが大前提なんです。自分のやりたいことがあって、それの達成に全力を注いでいる。その上で、接していて気持ちが良いというポイントが乗っかってくると“良いヤツ”が完成するという認識です。

たしかに、自分の意志があるっていうのは前提として重要だと思いますね。「自分はこう考えている」「自分はこれをこう進めたいと思っている」という自分自身の考えです。芯がある、というのは意外と“良いヤツ”の重要な要素な気がします。

たしかに、そういう意味で“ただの良いヤツ”というだけでは一緒に働くのは難しいのかもしれません。マインドとスキルは大前提です。

一緒に働きたい人の特徴
・良いヤツだが、ただのお人好しではない。
・商売人である
・自分の意志、確かな芯がある
・スキルとマインドが大前提

 
 

 

皆さんがイメージしている“良いヤツ”かどうかって、短時間の面接の中でわかるものなんですか?

ああ、わかりますね。まず、立って挨拶する人は“良いヤツ”です。

 
一同:(爆笑)
 
 

さっきから松岡さんの挨拶に対するこだわりがすごいです(笑)僕、挨拶にはそこまで注目したことないです(笑)

これ、レアジョブの面接に来る人、みんなものすごい体育会系みたいな必要以上の挨拶をカマしてくるようになっちゃわないですかね?

まずいね。俺のせいで直立して「チィィィイーッス!!!」みたいな大声だす応募者だらけになったら、どうしよ(笑)

怖いですね(笑)

僕は、わりとそれまでやってきたことの説明を聞くとその人のことがわかります。

相手に伝わりやすく物事を説明しようとする人って、普段から想像力を働かせて相手のことを考えている人だと思うんですよね。

やってきたこと自体というよりも、どうやって僕にその話を伝えてくるのか、という部分に注目して聞いています。

あ、僕もそれはけっこう似ていて、面接で「今までで一番テンションが上がった瞬間はいつですか」と聞くんです。

その話でこちらも自然とテンションが上がるかどうかは、注目していますね。事実自体というよりも、どういう風にその話をするのかという部分が、汎用性のある能力を見極めるポイントだと思うんです。

うん、自分語りは、やっぱり重要だよね。結局営業も、「自分を売る」っていうところに帰結していくしね。

一緒に働きたい人の特徴
・立って挨拶をする(?)
・自分のやってきたことを、相手に分かりやすく話す

 
 

 

“良いヤツ”以外の切り口からいくと、こんな人と一緒に働きたいというイメージってありますか?

“良いヤツ”の話と本質的には重なっているのかもしれないんですが、個人のやりたいこととチームとしてのやりたいことが一致しているのかどうかって一番大事だと思うんですよね。

結局、レアジョブのうちのチーム(法人営業部)で気持ちよく働ける人間って、大きく3つのうちどれかだと思っていて、一つは「ビジョン/ミッションに共感しているタイプ」です。英語教育に興味があって、それによってつくられる未来にワクワクしている人。

もう一つは「ビジネスというゲームにはまっているタイプ」ですね。どの部門も拡大フェーズにあるので、どんどん商売が大きくなっていくこと自体を楽しめる人。あとは「自己実現タイプ」です。英語を使って仕事をするということに快感を覚える人。

このどれかに当てはまっていると、仕事がかなり楽しいと思うんですよね。自分事として仕事をエンジョイできるようになると思います。

たしかに、どういうところにモチベーションを見出しているのかという部分は本当に大事ですね。そしてこれはチームによって微妙に違う部分かもしれません。

うち(EdTech Lab)は研究開発チームなので、ベースとしてやっている仕事のほとんどが、「今まで誰もやったことがないこと」になります。なので、答えのない状態のなかで模索することが楽しいタイプの人が、一番フィットすると思います。

誰も解いたことのない問題を、時間をかけて解く。そういうところにやりがいを見出せる人、自分の可能性を信じて疑わない人が良いですね。

僕らのチームは今、レアジョブがこれまで10年使ってきた基盤となるシステムを壊して一から作り直すという役割があります。これから長いことレアジョブの根幹となっていくものを作っているので、とにかく信用できる仲間と取り組みたいという思いが強いですね。

“信用”と言うと“良いヤツ”と同じくらい抽象的な概念なんですが、スキル、実績、意志など、諸々を含めて人間として信用できるな、という人です。そこが一番大事ですね。

いま一緒に働きたい人の特徴
・個人の目指すものが法人の目指すものと一致する(営業チーム)
・答えのない状態を楽しむことができる(研究開発チーム)
・人間として信用できる(デザインチーム)

 
 

 

ありがとうございました。まとめると、今レアジョブが採用したい人は、以下のような人ということになりますね。

一緒に働きたい人の特徴
・許したくなる
・誰にとっても良いヤツ
・挨拶のセンスがある
・想像力がある
・良いヤツだが、ただのお人好しではない。
・商売人である
・自分の意志、確かな芯がある
・スキルとマインドが大前提
・立って挨拶をする(?)
・自分のやってきたことを、相手に分かりやすく話す

・個人の目指すものが法人の目指すものと一致する(営業チーム)
・答えのない状態を楽しむことができる(研究開発チーム)
・人間として信用できる(アプリ/デザインチーム)

 
 

満足です。

良いですね。改めてまとめを見て応募者をイメージしましたが、今すぐ一緒に働きたいです。

では、こういう人からの応募、お待ちしています…ということで一つよろしくお願いいたします(笑)

(終)