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やっぱり気になる!レアジョブで働いてみた。エンジニアリングマネージャー 羽田 #リーダーの履歴書

 
レアジョブで働くリーダーたちに、レアジョブに入った理由、実際に働いてみて感じたことを伺う「やっぱり気になる!レアジョブで働いてみた」。
 
この記事は、レアジョブで働くことに興味を持っている方向けに、
面接や面談でお会いさせていただく面接官でもあるリーダー陣のインタビューを通して、
「この人こういう人なんだ!」「大切にしていること」「チームの雰囲気」など、
緊張してしまいがちな面接の時間だけはわからないコトを、事前にお伝えしています。
 
今回は、技術本部でデザイン・フロントエンドを担当するエンジニアリングマネージャーの羽田です。iOS/Android/WebFrontend/UX/Designを担当しています。

レアジョブに入社する前は何をしていたか

せっかくなので遡って話したいと思います。高校以前の記憶はほぼないですね。
大学時代は、バンドとラーメン屋のバイトしかしておらず、なんの挫折経験もないので、就活でも話せるエピソードが何もありませんでした。

これはまずいと思い、とりあえず親の金で「自分探しの旅」に出て四国へ行きました。それなのに、“自分探し”って具体的に何を探したらいいのかわからなくて、とりあえず鯛茶漬けだけ食べて3日で帰って来ました。

すごく美味しかったのを覚えています。

四国まで行ったものの自分は見つからず、一方で直ぐに帰るのは恥ずかしかったので、あとは2週間ほど大阪の漫画喫茶に引きこもっていました。

そこで「課長島耕作」を全巻読破して、その知見をフルに生かした結果、SI企業に営業職で内定をもらいました。

なんとなくそのまま営業として頑張っていこうと思っていたんですが、たまたまエンジニア職として楽天の選考も受けていて、エンジニアの社員と話す機会があったんです。その時に、みんなが楽しそうに自分の作ったシステムについて話しているのを目の当たりにし「プログラミングって…ひょっとして楽しいのでは…?」と疑い始めました。

プログラミングに関して言えば、大学でC言語の授業を取っていたんですけど、本当に何もわからなくて…。それでも就活の面接では「C言語は大学で学んだので、次はB言語に挑戦したいです(真顔)」とか言ってたのを思い出します。

自分の中で、CよりBがすごいと思ってた時期があったんですね。それでもなぜか座学の成績だけは良かったので、ひょっとしたらエンジニアになれるかもしれないし、研究好きになれるかもしれないと思い、推薦もあったし大学院に進学してみました。

そんな中、大学院に進学するメンバーに「天才プログラマ」と呼ばれていた男がおり、運良く誘われてiPhoneアプリを一緒に作ることになりました。

初心者の私の書いたコードを、同世代の天才エンジニアたちが消し去る。そんな作業を毎日のように繰り返し、訓練される日々の始まりです。

やっと動くものが完成し、そこでリリースしたアプリ「nomadoma」はすぐに約3万DLを達成。「自分の作ったものを他の人が使っている」という今までしたことなかった体験――課題解決の蜜――に触れました。

そこで初めて「あぁこれか…この感動か…」と。
その時、本格的に大学院でプログラミングを学び、将来的にエンジニアを目指そうと思いました。そのためなら、なんでもしようと決意したんです。

そこから、色々なスタートアップや企業でインターンやバイトをし、意識高めの学生たちに飲み込まれ、そこに学会に出るために研究も苛烈になり…。結果的には意識がバグってしまい、横文字でしか喋れない生き物になりました。同時に、たくさんのハッカソンで運良く優勝したり賞を取れたりし続けたので、実体の伴わない自己肯定感を抱えながら、何者かになるために、毎日のようにオーバーワークを続けました。

そんな折、IBMの研究所で2ヶ月のインターンが決まりました。優秀な海外のエンジニアや学生と共に研究する過程で、本当に頭の良い人たちに叩きのめされつつ、同時に「本質的に優秀とはどういうことか」を知り、先行して高まりすぎていた意識に自我が追いついて、ここでようやく「人間」に戻りました。

さらに、創業直後のRettyで1年くらいバイトしてたことで、数字や仕事やユーザーさんへの考え方を叩き込んでもらいました。そして、エンジニアとして生きていく自信がつきました。

新卒では大きい会社の仕組みが知りたくてヤフーに入社。インフラをつくったりアプリをつくったり、ベトナムのラボ開発を手伝ったり、本当にいい経験をさせてもらいました。

ヤフーは本当にいい会社でした。一番好きなところは「インターネット大好き人間」が多いところです。

人が多いというのもあるんですが、国内外の新しいサービスをウォッチしている人やそれを俯瞰して意見を言える人が多くて、いつも楽しかったです。

ある日、家庭の事情から仕事のことを色々考えることに。休職か転職を検討していたところ、声をかけてもらってレアジョブに入りました。

なぜ、レアジョブに入社したのか

そもそも実家は自営業で、旅館と酒蔵を運営しています。そのことについて考える期間を作りたいというのがまずは仕事を見直すきっかけだったのですが、休職より転職した方がキャリア的にいいのでは…と悩んでいました。

学生の頃にスタートアップでバイトをして、そこから急に大企業に入ったので、自分のスキルが客観的に見て高いのかどうか分からず、不安だったんです。

自分は口先もうまい方なので、たとえ仕事で評価されたとしても「新卒だ」とか「いい感じのヤツである」みたいな、本質的じゃないことで評価されている気が拭えないという時期がありました。

根っからの心配性なので、この頃には人の顔色をうかがい続ける人生を送っていました。人がやりたくないこととか誰かが喜びそうなことに尽力して、他人のために何かすることに快感を覚えるタイプになっていたんです。
常に上司がやってほしいことを汲み取り、メンバーがやりたくないことを楽しそうにやっていました。

個人的には「エンジニアは会社に帰属せず技術に帰属せよ」という言葉が好きで、ずっとプレイヤーでやっていきたいとの思いを持ち続けていました。

しかし大規模開発の場合、「個人の自分のパフォーマンスってどんなもんなんだっけ?」とすごく悩むことが多く、もう少しスケールの小さい舞台で、がむしゃらに戦ってみたいという気持ちが出てきました。

そのタイミングで、レアジョブから「アプリを出したいので手伝って欲しい」という話をもらい、やれることを全部出し切ってみようと思って入りました。

「上場企業のアプリを0から一人で作れる」なんていう面白い経験は、後にも先にもなかなかないと思います。

他にも候補はあったんですが、「英語を使える・学べる環境」「裁量」「誰もやってないことをやれる状況」がいいなと思って決めました。

実際に働いてみてイメージ通りだったこと

正直、入社前は一人でアプリ作り切って売る気だったので、それを阻害するものがなければいいなーといった心持ちだったんですが、入社するやいなや「アプリ作るぞ!オラァ!!」みたいなテンションの26歳を、本当に温かく迎えてくれたな、と。

APIとかデザイン周りもみんな部署も関係なく相談に乗ってくれて、社内モニターのフィードバックでも、たくさんの人が相談に乗ってくれました。

初期のアプリは本当にシンプルだったんですけど、レアジョブ創業者やプロダクト企画・マーケティング部のみなさんが「Webにはこんな機能あるけど、アプリでできない?」「こんなの欲しかったんだよ!」とたくさんコメントをくれて、それが何より嬉しかったです。期待に応えたい反面、1人で作っているのでこれ以上は無理!という心の戦いがありました。

一緒にアプリを作ってくれていたデザイナーも急に「R&D室を作る!」と言い出していなくなり、上場企業なのに、本当に一人でアプリを開発する…というハードコアな時代があったんです。それでも、みんな邪険にせずたくさん面白い話を提案して来てくれたり数字を気にかけてくれたりして、なにも不満はありませんでした。

実際に働いてみて意外だったこと

英語が必須かと思ってたんですが、それはポジションだとかプロジェクトによるという気づきがありました。

今は入社3年目なんですが、最初の1年はシャッフルランチくらいでしか英語を使わなかったです。

2年目以降、プロジェクトをリードしたり、チームで開発したり、より踏み込んだ運用改善等を始めた頃からフィリピンメンバーとの交流が増えてきて、英語を毎日使うようになりました。

環境が変わり、そこから焦って勉強をスタートしたのですが、今ではTOEICも800点くらいになりました。外国人とも楽しく酒が飲めるくらいの英語力はついたと思います。

英語を使い始めた当初は恥ずかしかったり、相手の英語が分からなかったりすることも多かったんですが、フィリピンのエンジニアたちも優しく話を聞いてくれるし、日本のメンバーも海外チームとのコミュニケーション方法を丁寧に教えてくれたので、本当に助かりました。

うちのチームを紹介します

もともと企画チームは一人だったのですが、今のCTOから「レアジョブの学習体験をとにかくよくしてほしい、チーム化しよう」と言われ、これまた面白そうだったので二つ返事でOKしました。

スカイプを脱却し、独自開発の「レッスンルーム」によって、より良いレッスン体験をアプリ・ブラウザから提供するために「APP・UXチーム」という名前をつけました。

最初はフィリピンから出向で来ていたメンバー(日本語話せない)と、業務委託のメンバーと日本語・英語を交えて進めつつ、私としてもwebフロントエンドは100年ぶり(!)だったので、楽しみながらもかなりハードにやりきりました。

アプリは開発できても、webフロントエンド開発はブランクが長かったので、副業でいくつか案件をこなしたり、自分でも毎日コードを書いてました。

ただ、この「レッスンルーム」を作るには国内外の企画やCS、品質管理やインフラなど様々なチームを巻き込んで行う必要があり、とても人が足りないので、今期は4名(アプリ2名、Webフロント2名)を採用しました。

技術力はもちろんですが、何より「ええ奴」に来てほしいな〜ということで、人事に本当にお世話になりながら、求めるエンジニア像や選考方法について相談にのってもらい、採用を進めて来ました。

弊チームは少し変わっていて、担っているプロジェクトもバラバラでReactしかやってことないメンバーがVueをやったり、AndroidしかやったことないメンバーがiOSをやったりしています。

技術的にはtypescript/vue/webrtc/ios/androidで、マジで技術領域が広く、chatworkのアイコンがたまたまみんな動物なんですが、マジで動物園って感じで最高です。

私はマネージャー1年生なので迷惑をかけてしまうこともあるんですが、気づいたら皆が課題を解決してくれているので、普段面と向かっては言えませんがメンバーはみんな大好きですね。

私はこんな人と働きたい!

ずっとプロダクト志向なプレイヤーとして生きてきて、副業でもずっとものづくりし続けていますが、そんな経験から、「自分の思想の乗った成功体験をいかに積み続けるか」というのがとても重要だと思います。

フロントエンドはアプリもwebも技術の潮流が早いので、それをうまく活用し、いかにユーザーさんと会社にいい価値を提供できるかが重要だと思います。

「レッスンルーム」もアプリも色々な視点からの改善が必要なので、 その経験をこのチームならできると思うし、積んで欲しいと思って色々な仕事を作れないか・それによってどんな価値を会社に出せるかをいつも考えています。

WebRTCを導入したり、アプリに注力したり、R&D室が立ち上がって教育を科学したり、弊社は今少しずつEdTechのリーディングカンパニーになれるように生まれ変わっています。

うちの会社の看板はグイグイ貸しますので、それを使いつつ社外のエンジニアコミュニティで自分のプレゼンスをあげて欲しいです。

まだまだ課題も盛りだくさんだし、やりたいこともたくさんあります。

最後に声を大にして言いたいんですが、自分たちが散々悩んで作ったシステムやアプリを使って、誰かが英語を話せるようになってキャリアや人生が変わっているという体験は、圧倒的に「良い」んです。「良い」としか言えない。大正義である。ほんとみんな英語ペラペラになってほしい。

「英語を話せるようにする」という至上課題を一緒にハックしていける人と一緒に働きたいです。長くなりましたが、以上になります。よろしくお願いします。