2016.12.9営業のアピール | 

過去の失敗を今の仕事に生かす人の話

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法人営業部 宇賀田

大学卒業後、IT系企業を経て、レアジョブへ。

聴き手

インタビューをする為に雇われた、外部の人。

 

 

宇賀田さんは今、レアジョブでどんな仕事をしているんですか?

 

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法人営業部の、継続チームというところで働いています。レアジョブ英会話を導入頂いている法人のお客様を、40社ほど担当しています。

直接お話をしているのは、各クライアント様の、英語研修を担当している総務部や人事部といった部署の方ですね。

既存の法人のお客さんと、定期的にコミュニケーションを取るチームですね?

はい、そうです。

どんな感じで働いてるんですか?

物凄い漠然とした聞き方で、すみません(笑)

そうですね、英語学習のプロとして社内英語学習におけるコンサルティングをする、というような視点で取り組んでいます。目標の設計に始まり、どのような英語学習方法を採用すべきか、どのように受講を進めるべきか、そして定期のスピーキングテストに至るまで、お客様と一緒に考えていきます。

法人のお客さんに対してそういう英語学習のサポートをするに当たって、宇賀田さんの最大の「武器」って、何なんですか?英語力?

武器ですか…

 

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自分自身の、「挫折経験」…ですかね(笑)

突然、悲しい話になりました。

 

 

 

クライアントの勘違いに、気付く

 

「挫折」が武器っていうのは、一体、どういうことなんですか?

自分自身、英語学習において何度も何度も挫折してきたんです。今でこそ、それなりに話せるようになったんですが過去を振り返ると何度も壁にブチ当たってきて…

ですから、似たような考え方をしているクライアント様を見ると、「あ!そのやり方はダメだ!」とか「それは陥りやすい勘違いだ!」みたいなのが、本当に肌感覚としてよく分かるというか。結果的に、それが自分の最大の強みになっている気がしますね。

例えば、お客さんのどういうポイントについて「それはダメだ!」って思うんですか?

例えば、よくあるのは「文法を覚えてからでないと英会話は出来ない」というような思い込みですね。英語の全く出来ない社員にはまず文法を詰め込んでもらって、それから英会話をスタートさせましょう、というように考える担当者様がよくいらっしゃいます。

 

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でも、インプットをする段階で同時にアウトプットをしないと定着しないんですね。だから「まずは文法、それから英会話」と分ける学習方法は、むしろ遠回りになってしまう。

確かにその、「まずは文法を覚えるんだ!!」みたいなのは、風習としてありますよね。話すのはその次だ!みたいな。

はい。でもあれは本当にダメなんです。もちろん文法が大事であることは間違いないですし、勉強する必要があるのですが、一方、初期の段階から会話の練習を積むこともそれと同じくらい大切なんです。

「自分が英語を使っている」という感覚を味わうことは、定着させるためにとても重要なプロセスなんですよ。

他に、どんなのがあります?

そうですね、色々あるんですが、目標設定の仕方でよくあるのは、「目標を、ネイティブレベルに設定する」というものですかね。

 

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最初に、英語学習の結果どのくらいのレベルに至ろうと考えているのかを各クライアントの社員様に目標として設定して貰うんですが、余りにも高過ぎる目標を設定すると、ゴールに近付いている実感が得辛くなってしまうんですね。英語って、目に見えて毎日変化するというものでもないので。

ですから、実現可能であることを考慮しながら個々人に応じた適切な目標を設定を心掛けて下さい、という風にお話しします。どこに目標を設定するかということ一つとっても、考えるべきことはたくさんあるんです。

ほお〜

で、それらが、これまでの自分の経験から来ている、と。

はい、自分の経験…というか失敗からですね。

この仕事を始めてからは、第二言語習得理論を学んだり、学習アドバイザーの資格取得を目指したりと、より正確にアドバイスできるように勉強していますが、根本にあるのは自分自身の後悔とか反省なんだと思います。

 

 

ホームステイでの挫折

 

どんな失敗をしたんですか?英語で。

 

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昔から海外に興味があって、大学に入った時に学校の有志でホームステイに行くというプログラムに参加したんです。同学年で、20人くらいでホームステイに行くことになりました。

海外に行く前に全員の前で一人一人英語でスピーチするという時間があったんですが、他のメンバーが原稿を英語で読んでいく中、私だけスピーチを丸暗記して原稿を読まずにスピーチを終えたんです。

元々理想が高いというか、真面目なタイプだったんで(笑)

「宇賀田、めっちゃ英語出来るやん!」みたいになりそうですね。

完全に、なりました(笑)宇賀田は真面目で、英語も出来る、みたいなポジションになってしまいまして

はあ

でも結局、ほとんど英語を習得出来なかったんです。ほとんどと言うか、全くです。ゼロです。

なんでですか?

 

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滞在期間中、ホストファミリーと、ほとんど会話らしい会話が出来ませんでした。英語力とかの問題ではなくて、恐ろしくて(笑)

おそろしい?

なんて言うか、私の受け入れ先のホストファミリーが、ホームステイをただのビジネスみたいな感じでやってるところだったんです。「今年で受け入れは12回目かな」くらいの勢いで、勿論全くウェルカムされている感じもなく…

邪魔だと思われていたらどうしよう、鬱陶しいと思われたらどうしようと思うと私から話しかけることも中々出来なくて、家族と何一つ打ち解けられないまま、ホームステイが終わってしまいました。英語も話せないし、愛想笑いだけで会話に全く入れない夜ご飯の時間が気まずくて気まずくて、本当に苦痛でした…

 

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一言も話さず数ヶ月。世界の終わりですね

真面目で英語も出来る、と思われているのに、他のメンバーが英語に慣れていく中自分だけ英語力が変わらないのが本当に辛かったです。それが、自分の中に失敗というか殆どトラウマみたいな感じで刻まれてしまって。

それから英語を避けるようになってしまいました。

悲し過ぎるんですが

 

 

イギリスの大学院での挫折

 

でも、海外に対する憧れだとか異文化に対する興味みたいなものは捨てきれなくて、ゼミでは世界の貧困問題を学んだりしながら、その後も、ちょこちょこ色んな国には行ってました。

 

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それで、結局大学4年生の時に、もう一度海外に行って国際開発学を勉強したいと思い、イギリスの大学院に行くことを決意したんです。

おお〜 リベンジ

はい、意気揚々とイギリスに乗り込みまして、再び海外の生活がスタートしました。しかし…

しかし…?

座学形式で講師が2時間くらい喋り続ける「レクチャー」と呼ばれる授業が最初にあったんですが、その段階でもう話している内容が全然分からなくなってしまいました。英語が難しくて。導入部分の段階で落ちこぼれました。

ほお

学校は1年間だったんですが、もう、地獄でした。

教授の言っていることはボンヤリとしか分からない、ネイティブとのディスカッションには0.1秒たりとも参加出来ない…。

 

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世界の終わりagainですね

授業に関係ある文献を独学で読みまくって、レポートを出して、という感じでどうにか卒業は出来たんですが、振り返ってみれば本当に悔いの残る留学でした。

初めから全然分からなくて、全然分からなくてもがむしゃらにやってると少しずつ理解出来るようになってきて、よしこれからだと希望の見えてきた頃には1年経っていて、もう日本に帰らないといけなくて…

ああ、結局、また何一つ海外に馴染めないままだったなあ…と。

涙が出てきました。

 

英語への思い

 

でも、それだけの悲しい経験をしつつ、いまこうやって再び「英語」に関係する仕事をしているんですね。

 

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そうですね、転職してレアジョブに来たんですが、やっぱり英語を活かせる仕事をしたいという気持ちは捨てきれなかったんだと思います。下手の横好き…?

情熱を感じます…

クライアントさんの陥りやすい考え方って、私自身、本当に凄くよく分かることなんです。なぜならば、ほとんどのミスを、私も過去にしたことがあるので(笑)

だから、「分かる〜!」と思いながら、自分の失敗を踏まえて適切なアドバイスをすることが出来ます。自分と同じ失敗は絶対にさせないぞ!!という気持ちなんです、いつも。

幾度も訪れた世界の終わりが、ここに来て意味を持っているわけですね。天職なんじゃないでしょうか。

そう思います(笑)いま凄く楽しいので、本当に良かったです。

今日は有難う御座いました。もう2度と宇賀田さんの世界が終わらないよう、陰ながら祈っております…


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