働くひと

顧客と同じくらい、一緒に働くひとを幸せにすることが大事。DevOpsメンバーが大切にしていること

 
 

篠:DevOpsチームのエンジニア。大学卒業後、開発からインフラまで横断的に携わりマッチングサービスを開発。現在は、DevOpsチームにてAWSを用いた開発を中心に携わる
聴き手:外部の人
 

社内で、企画のネタを探していると、あるエンジニアに感謝や称賛の声が集中していた。
なぜ、声が集中しているのか、本人に聞いてみると、大切にしているスタンスが見えてきたので、彼を深掘りしてみる。
 
 

篠さんって、ルービックキューブが得意って聞いたのですが…よろしければ披露してくれませんか?

いいですよ。


 

はい、できました。

30秒……!どうしてルービックキューブを追究しようと思ったんですか?

きっかけは子供の頃、父がルービックキューブを6面揃えるのを見て、自分もやってみようと思ったことです。調べてみると解法が存在していて、6面揃える時間を競う競技もあるということがわかったので、ネットで調べながら練習していました。

今では30秒くらいでできるとこまできたって感じです。

小さい頃から今もなお突き詰めているのはすごいですね。

僕は、「やるからにはやれるところまでやる」という性分なんです。ルービックキューブに限らず、touch the numbers という 1 ~ 25 までの数字がランダムで出てきて、1から25 まで順番に押すタイムを競うゲームでも 2.9秒とかで当時の世界ランクで 100 位以内に入った記憶があります。あと、麻雀も規模は大きくないですがGPCという大会で千葉県代表として全国大会に出たことがあります。他にも……

たくさんの逸話がありますね (笑) 突き詰める漢ここにありって感じです。

さて、そろそろ本題ですが、社内でいろんな人に話を聞いていると、篠さんへの称賛のコメントが溢れていたんですよね。

プロダクトマネージャー
ユーザーの増加によってアクセスが急増していましたが、篠さんが中心となって進めていただいたAuto Scaling対応によってサービスの安定性が増すことができました。技術本部中心のプロジェクトですが、部署・チーム横断的なプロジェクトで難易度も高い中、篠さんの細やかな気配りや段取りのおかげで順調に、リリース後も問題が出ることなく完遂していただきました。主体的に進めていただいたこと、感謝しています。

技術本部 部長
課題に対して、常に率先して向き合っていただき、それに対する解決策を独断で進めるのではなく周りの意見も取り入れながら、全体的に良いと思われる方向に進めていただいており、大変助かっております。また解決したい課題や対策方針をわかり易く説明していただき、チーム内での理解度を高めるだけでなく、本部全体に良い影響を与えてもらっています。

アプリエンジニア
エンジニアメンバー向けにAWSの勉強会を開催するなど、メンバーのためになることがあれば率先して行動しているところがいいなと思いました。
インフラというレアジョブのサービスの基盤部分の最適化をいつも考えてくれています。また、AWSの権限周りで申請したときにはいつもお世話になります。篠さんのリサーチ力は大変素晴らしく、特に障害が発生した時は一番に頼れる存在で問題の原因になっているところをすぐに特定してくれます。

 
 

いきなり持ち上げられましたね。すごいエンジニアの人たちに囲まれて仕事をしているので、恐縮しちゃいます(笑)

一方的に持ち上げるのは得意じゃないですが、実感として篠さんへのコメントが多かったんですよ。篠さんはDevOpsチームで普段どんな仕事をしているんですか?

「レアジョブ英会話」「PROGOS」「スマートメソッド®コース」 「リップルキッズパーク」など、レアジョブグループのすべてのプロダクトのサーバの管理と改善を行っています。フィリピンに6000人の講師がいて講師側にもサーバがあるので、日本とフィリピンの両方をみています。

日本とフィリピンの両方をみるって忙しそうですね。

そうですね。「明日はこれをメインでやる、それ以外は有象無象に対応します」とMTGで報告する日もあって、自分のスケジュールがコントロールしづらい時もあります。ただ、上司が、タスク集中できる環境を作ってくれるので、なんとかなっています。

大切にしていること1 依頼されたら、最短で全力で向き合う

 

エンジニアって、WBSを細かく引いて、計画、進行していくイメージがありましたが、自分でスケジュールコントロールできない日もあるんですね。

もちろんサービス改善のロードマップは、緻密に立てています。一方で、スポット対応もたくさんあります。DevOpsチームでないとできない設定がたくさんあるんですよね。日本とフィリピンのありとあらゆるグループ会社、組織、職種のひとからユーザー管理やアカウントの設定依頼がきます。海外子会社5社ありますからね(笑)本当にいろんなところから、依頼が飛んでくるんですよね。

なるほど。番号札とか、渡したくなりますね。

そういう気持ちになりますが「人を待たせる時間」ってよくないと思うんです。依頼する人たちは、DevOps チームへの依頼の先にやりたいことがあるんです。なので、僕がタスクを実行しない限り、依頼した人の仕事は、進まなくなる。たとえば、アプリケーションエンジニアから依頼されて、僕が、権限付与の設定に数日かけてしまうと、そのエンジニアの開発時間が止まることもあります。

社内の手続きとかってすぐ行列できるじゃないですか。順番に対応していくので、待っててくださいね、とか。僕は、社内の手続き待ちは、極力なくしたいですよね。

どこの企業でも、社内行列は、あるあるですよね。で、優先順位を決める番人みたいな部署っていますよね。

社内手続きの行列って、気を抜くとそれが当たり前になっちゃうんですよ。会社に所属している以上、時間は、会社やビジネスを前に進めるために使うべきだと思うんです。僕の権限付与待ちで同僚の仕事が進まないと、開発時間がとられ、運用コスト、人件費もかかる。結果、ビジネスの足を引っ張る。だからこそ、最短で全力で対応していきたいなと思います。

大切にしていること2 エンジニアは技術だけでなく、ビジネスのことを考えてモノづくりすることも大事。だから、会社全体のことを考え続ける

 

篠さんって、菩薩のようなひとですよね。

菩薩…。そんなことないですよ(笑)シンプルに「意味のない」ことが嫌いなのかもしれません。だからこそ、何のためにやるのかを、細かい作業1つとっても考えるようにしています。

周囲のことばかり考えていたら自分の業務が進まなくないですか?

そうですね。でも、周囲のことを考えるからこそ、よりよいものができる側面もありますよ。僕はエンジニアなので、エンジニアリングでサービス、会社に貢献したいという強い想いがあります。でも、それだけだと、うまくいかないんですよね。周囲や会社のことを考えて行動することで、よりよいサービスができるんですよ。

レアジョブって、ある程度規模が大きくなってきたので、いろんな開発が同時並行で走っています。DevOpsチームは、すべてのプロダクトに関わっていますが、チームの人数自体が少ないので、効率よく回せる仕組みを考え続ける必要があります。なので、短期的な考えだけじゃなく、未来を見据えて効率やコストを意識することが求められます。

 

 

昨年、私がメインで担当して、本校にオートスケールを導入しました。オートスケールを導入する前までの本校システムでは、サーバ増強を行うことが容易ではありませんでした。負荷が高まる時間を基準に台数およびサーバーリソースが設計されていたので、負荷が少ない時間帯でも大きいリソースを稼働させていました。

オートスケールを導入したことで、負荷に合わせたリソースを柔軟に増やすことができ、コストも最適化されました。これが端的にいうと、僕のエンジニアリングとしてのアウトプットなんですが、実際はこんなにシンプルな話じゃないんですよね(笑)

レアジョブって、ある程度歴史があるサービスなので、秘伝のタレはあるし、仕様が残っていない機能とかもあります。オートスケールの導入によって、止めてはいけないプログラムを止めてしまうこともあります。なので、関係各所に説明が必要で、不具合を出さないためにできるだけたくさんの調査をしました。

「仕様が残っていないものは知らない」と言える環境ではありますが、やっぱり、最終的にユーザーや会社に被害を出す可能性がある以上は、誰かが、やらないといけないので。

それでも、やっぱりリスクはゼロにならないので、仮に不具合があったときに、お客様への被害を最小限にしたいから、段階的に移行を実行するんです。既存システムと並行して少しだけオートスケーリングを稼働させて徐々にオートスケーリング の方に移行する。

なるほど。

まあ、僕の慎重な性格もあるかもしれませんけど。自分だけよくてもダメで、同僚や会社にとって、一番よい動きをすることを大事にしています。

大切にしていること3 顧客と同じくらい、一緒に働く人の幸せが大事

 

そういえば、篠さんは、めちゃくちゃ忙しいのに、AWSの勉強会を主催しているとききましたが?何で、忙しい中開催するんですか?

今は、DevOpsチーム以外のエンジニア、たとえば、appエンジニアや、サーバーサイドエンジニアも、当たり前ようにAWS上でアプリ開発しているんですよね。シンプルにAWSの案件が増えてきた。開発者側がある程度、AWSの知見があれば、よりよい開発ができると思って開催しています。

また、利他の心が炸裂ですね。

そんなことないですよ (笑) 勉強会では、適当なことは言えないんで、改めて調べたりするんですよね。そうすると、知識が整理されますし、知らなかったことに気づくきっかけにもなったりします。

おっと、菩薩以外の野心の部分も垣間見えましたね。

僕は、顧客と同じくらい、一緒に働く人への意識が強いのかもしれません。自分一人でプロダクトを開発・運営しているわけではないので、サービスに携わるすべての人が良い環境で働けているといいなと思っています。

だから、日本もフィリピンも含めて、皆のビジネスを前に進める時間を最大化して、皆がやりたいことにたくさん時間を使える環境にしたいですね。

あとはシンプルに、なんだかんだ、同僚、一緒に働いている人に感謝されたら、嬉しいです。それがレアジョブのより良いサービス品質につながりカスタマーに還元されると思っていますし、会社の競争力を高めることにも必要だと考えます。

篠さん、ありがとうございました。