働くひと

【社内報告】スポーツは仕事に良い影響を与えると聞いたのでボクシングを始めてみた結果、むしろ、悪い影響がでました。

 

水島 俊介:新卒でGoogleに入社。大手広告代理店を対象にした広告営業に従事。2016年、株式会社レアジョブに入社後、まもなくENVIZION PHILIPPINES, INC.の立ち上げに参画し、ENVIZION PHILIPPINES, INC.COO。2018年9月、ENVIZION PHILIPPINES, INC.のCEO就任予定。座右の銘は「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」。

報告概要

スポーツは仕事に良い影響を与えるという情報を各地で耳にしたので、今回、実際にボクシングを始めることでこの仮説を検証した。

本日は、主にレアジョブ社内に向けて、今回の検証結果を共有したい。これからスポーツを始めようと思っている社員の助けになれば幸いである。

実践内容

週に一回、ボクシングジムでのトレーニング。週に数回の筋力トレーニング。あとは、至る所で暇さえあればシャドーボクシングを実践。最終的な目標は、「ボグシングの日本チャンピオンになること」とした。

なお、本レポート執筆時点において、ボクシング開始から9ヶ月が経っている。以下は、開始9ヶ月時点で感じられた変化である。

肉体面での変化


(上が現在。下は、9ヶ月前)

まず、基本的な肉体の構造が変わった。これまで174cm 51kgと「ガリガリのアジア人」の典型例であった体格は、174cm 65kgと、「そこそこのアジア人」へ進化を遂げた。

これにより、屈強な外国人から「舐められる」ということが少なくなったのではないかと考えている。ただしこれは極めて主観的な体感値であり、数値的根拠には乏しい。

また、業務上、屈強な外国人と対峙するシーンは全くなく、仕事の生産性という意味では特にプラスとなる要素はない。

代謝の変化

ウェイトを増したことによる作用なのか、代謝が良くなったのか、非常に汗をかきやすくなった。これまでに比べ、体感、1.7倍近い量の汗が出ている。これにより仕事中にシャツがびしょ濡れになる事案が頻発するようになり、仕事の生産性が低下した。

集中力の変化

集中力に支障が出ている。練習は日曜日に行うことが多く、これがちょっとしたエクササイズの域を遥かに超えた本格的な練習メニューであるため、結果的に月曜日は疲労感から全く集中のできない状況が続いている。これにより、月曜日の仕事の生産性が著しく低下した。

作業スピードの変化

タイピングに支障が出ている。日曜日にジムで両手を酷使した結果、月曜日は一日中、手が震えている。これにより、タイピングのスピードが、体感、4割ほど悪化した。結果として月曜日の仕事の生産性が低下した。

レピュテーション面での変化(1)

シャドーボクシングをしに頻繁にトイレに出向いているが、これにより多くのスタッフから「頻尿」だと思われている。頻尿だと思われることによる直接的なデメリットは余りないものの、リーダーとしての威厳が損なわれたことにより間接的に組織の統率力にネガティブな影響が出ている可能性あり。

レピュテーション面での変化(2)

拳の皮がむけてしまうため、シリコンブラを拳に貼ってからバンテージをするようトレーナーに指導を受けた。シリコンブラを購入するために女性のランジェリーショップへ足を運んだところ、ブラジャーを買い漁っている現場を現地スタッフに目撃されてしまい、それ以来、「変質者」のレッテルを貼られている。

変質者であると思われることによる直接的なデメリットはないものの、リーダーとしての威厳が損なわれたことにより間接的に組織の統率力にネガティブな影響が出ている可能性あり。

口内環境の変化

ボクシング中に強く歯を食いしばらないといけないため、これにより、睡眠時に歯ぎしりをするようになった。また、歯ぎしりを繰り返すことで、知覚過敏の症状が出ている。これにより仕事の生産性が低下した。

現在は歯ぎしりによる歯へのダメージをミニマイズする為、睡眠時にはマウスピースを着用している。

まとめ

当初期待された体力面やパフォーマンス面におけるポジティブな変化は、全く実感できなかった。一方で、作業効率やレピュテーション面を中心に、多くのネガティブな変化が見られた。

ボクシングを本職とするならまだしも、仕事面へのポジティブな変化を期待してこれに取り組んでいるのであれば、本末転倒と言わざるを得ない。

今後の目標と懸念点

仕事面での悪影響は無視できないが、とはいえ一度スタートした活動なので引続き精力的に取り組みたい所存。目標は引続き、日本チャンピオンとしている。トレーナーからは、「プロライセンスは取れると思うがチャンピオンは厳しいだろう。」と指摘を受けた。

なお、現時点で試合の経験はなく、これはコンタクトレンズを使用しての試合出場が許されないことが理由である。まずは日本に一時帰国してレーシック手術を受け、その後、ここ、カガヤン・デ・オロにてデビュー試合に臨む予定。

最後に、今後プロライセンス、ひいては日本チャンピオンを目指すに当たっての最大の懸念点は、持ち前の「顎関節症(ガクカンセツショウ)」であると考えている。顎に爆弾を抱えている為、相手のパンチを一度でも貰えば顎が外れてしまう可能性がある。対戦相手からは軽いジャブすら一発も貰わないよう、ディフェンスを磨き上げてこの脅威を乗り越えていきたい。

また、顎関節症のみならず、「親知らずが外側に生えている」という自身の身体的特徴も、見逃せない懸念点である。相手の軽いフックが一発でも入れば、自らの親知らずにより口の中がパックリと切れてしまうことが予想される。顎が外れた状態で口の中からドバドバ血が出ていようものなら、相手も観客も私のことを「アンデッド」か何かだと認識する可能性がある。

何が何でも相手から攻撃を貰わないようディフェンスに躍起になり、鬼のように守りをかためることでリスクを徹底的にマネージしていく所存である。

以上

仕事に向き合う水島の記事は、こちらから

関連記事:フィリピン人スタッフに聞いた。「日本人の、ここが変」
 
関連記事:【ポストバブルvsゆとり】価値観の全く違う3人の男達が、ミンダナオ島は未開の地で世代の壁を超えて頑張った話
 
関連記事:26歳で海外子会社COOに抜擢!若きグローバルリーダーが常に心掛けていることとは